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江戸時代はいわゆる太夫職と呼ばれる職業が存在しました。
平たく言えば花魁です。太夫が存在しなくなったので花魁が廓でそう呼ばれました。
花魁は意外と江戸時代で人気があります。男性にも女性にも。
男性にとっては高値の華でしょう。
女性は花魁に共感ている人が多いと勝手に解釈しています。
ただし花魁は今でいう大女優にあたります。
なぜかというと大名が良く通ってくるので俳句や和歌はもちろん将棋や囲碁も指せます。
大名に失礼と廓の雰囲気を壊さないためなのか茶道や源氏物語などの教養も必須でした。
なので大女優ともいえます。
だから花魁は気位が高く気に入らない大名がいればお断りしていたといわれています。
いわゆるフラれた、というやつです。
花魁にも拒否権があったのです。
しかしフラれた男はたまったものではないでしょう。
惚れている花魁に振られた挙句にお金をただでとられてしまうのですから。
だから花魁は銚子や流山の若旦那を好んだともいわれています。
お金をたくさん持っているからです。
そのたぐいの話は落語の演目にたくさんあります。
いわゆる若旦那ものです。
花魁の手練手管にはまって実家のお父さんに勘当されます。
落語では元に戻るのですが実際の若旦那は銚子に無理やり奉公させられたと川柳にあります。
銚子で漁師に奉公して地引網を引く仕事をさせられました。
流石の若旦那も了見が直り以後はまじめに家業をしたといわれています。
花魁が悪いのか若旦那がわるいのか判断が分かれますが災難だったのは若旦那ですね。
江戸時代の言葉に百姓と護摩の油は搾れば搾れるものなり、とあります。
税の対象だった農民にそういったのですが花魁は若旦那に心の中でこう呟いていたでしょう。
若旦那ほど搾れるものはないでありんす、と。
これは落語の演目にならないでしょうかね。
ちょっと無理なのかな。
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